教員紹介|作業療法学科 植村先生 ~精神障がいの作業療法~

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精神障がい領域は、原因がわかりにくい難しい分野だと思いますが、この仕事が本当に好きです。今も現場に帰りたいと想い焦がれています。
退院した患者さんから手紙をもらったり、街で出会ったり、「結婚しました」の報告などを聞くと本当にうれしいです。
私は高校時代を4年間過ごしました。レールから一度外れてしまったんですね。その経験が今の道を選んだきっかけです。当時まだレールのなかった作業療法士の仕事に挑戦しようと。
作業療法士をしていて、一度だけ妄想から患者さんに殴られた経験があります。相手を理解したつもりでいたのですが、そういう行為をさせてしまったことを申し訳なかったと思っています。ちょうど5~6年目で、作業療法士の仕事をわかったと思いはじめた時期でした。
それからはより相手をいろいろな方向から見るようになりました。わかったような気持ちにならないこと。『こだわらない心』にこだわってきたように思います。治療方法、そして答えは一つではない。

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教えることの難しさと楽しさは、作業療法と同じです。
授業では、こういう考えもこういう考えもあるよと答えを言い放たないようにしています。「先生の授業は、答えが一つじゃないからとらえどころがない」と学生に言われますが。
学生には、患者さんの内面に思いを馳せることができる人になってほしいといつも言っています。作業療法士は相手の気持ちがあっての仕事です。いろいろな経験をして、どんどん人とかかわっていってほしいと思います。
作業療法士の勉強というのは、一人では学べません。教えたり、教えられたりを大切にしてください。
最近学生を見ていて思うことは、ガッツが少々足りない。私は"出来のよい学生"ではなかったので、復習したり、人の2倍コツコツ勉強をする必要がありました。一方、この分野だけは誰にも負けないぞと図書館の精神医学の棚の本を隅から隅まで読んだりしました。勉強は、先ず得意分野を伸ばせばいいと思っています。
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作業療法は、"遊び"や生活の中全てにヒントがあります。いつも相手を想っている、いつも相手と一緒に親身になって考え続けている。それが最初の職場で出会った先輩・作業療法士の姿勢でした。私の心の師匠です。

雑誌に掲載されている論文や、作業療法士協会の仕事などで卒業生の名前を発見すると本当にうれしいです。作業療法士を育て続ける。私の夢であり挑戦です。
