作業療法士
作業療法士は、対象となる方が障がいに屈することなく、自身の判断と責任において社会的役割を果たせるよう自立を促す仕事です。学生である今、わからない部分に気づくことはとても大切なことだと思っています。ですがそのままにしていては、患者さまに対して誠実な治療はできませんので、厳しくも温かく見守っています。
「絶対に作業療法士になる」という強い意志を、我々教員は精一杯応援します!


福永 宣典 学科長
担当:運動学実習・福祉用具支援技術論など
資格等:作業療法士協会実習指導者認定・福祉住環境コーディネーター2級
ひとこと「作業療法士はやりがいのある仕事です!」
プロとは?~作業療法士編~
「当たり前のことを当たり前にできる人間」
野村克也氏の名言です。当然と言えば当然ですが、実際にしようと思うとなかなか難しいものです。そのようなことを「さらっと」やってのけるカッコ良さがプロフェッショナルだと思っています。
プロとは?~教員編~
「作業療法士になる喜びを伝え、共有できる人」
作業療法士は、素晴らしい仕事だと思います。その素晴らしさを学生たちに伝え、共有することができる教員という仕事はもっと素晴らしい仕事だと思います。

宮本 年也 学科主任
担当:身体障害作業療法総論・作業療法管理運営など
資格等:博士(創造都市)・認定作業療法士
ひとこと「皆さんの熱意と意欲を信じています。一緒に頑張りましょう!」
プロとは?~作業療法士編~
「作業療法を熟知し対象者にアプローチできる人」
作業療法は心と身体、時には対象者をとりまく社会システムにアプローチします。心や身体は謎が多く、また社会システムは変革し続けています。常に新しい情報に接して考え続ける姿勢が求められ、その努力を惜しまず最良のアプローチを実践できる人がプロだと思います。
プロとは?~教員編~
「最近接領域の課題を作り、その解決に導ける人」
「最近接領域の課題」とは、自分一人ではできないが誰か(教員など)の手伝いがあれば乗り越えられるハードルのこと。学生は“解決する経験”を通してステップアップしていきます。この課題を作り、社会から必要とされる作業療法士を養成することに日々試行錯誤しています。
メッセージ
作業療法士は患者さまの人生に関わる仕事ですから責任感と的確な対応が求められます。学生時代に基礎知識を積み上げること。さまざまな“決まり事”を知り、それを守ることを学んでほしい。たくさん努力しなければなりません。その分成果が出せた時の喜びは格別なものです。

木屋 和奈
担当:運動学・日常生活活動学など
資格等:生活行為向上マネジメント研修修了
ひとこと「あなたの生活経験を患者さまのために使ってみませんか?」
プロとは?~作業療法士編~
「いつも平常心を保ち、穏やかに、いつでも対象者を受け止める準備のある人」
知識・技術を磨く努力をしつづけることは当然のことです。
病気やケガによって不安や悩みをかかえる方々が、心を開き前を向いて人生を歩むための縁の下の力持ちでありたいと思います。
プロとは?~教員編~
「学生の「作業療法士になりたい」という気持ちを、自分はいかにサポートできるのかをいつも考えている人」
臨床の場から教育の場にうつり、どうすれば作業療法の素晴らしさを伝えられるだろうかと、日々奮闘中です。私の持つ経験をより多く伝えられる様にしたいです。
メッセージ
作業療法は、対象者の生活に立ち入り、人生に関わっていく仕事です。
だからこそ、簡単になれるものではありません。それ相応の熱意と努力が必要です。勉強だけでなく、世間の流れ、文化・芸術と様々な事に興味を持ち、自分自身も磨いて欲しいと思います。
作業療法は、私にとって実りある人生をもたらしてくれる仕事だと思っています。

勝村 智加
担当:作業療法評価技法・作業療法概論
ひとこと「子育ての経験を活かしましょう!」
プロとは?~作業療法士編~
「対象者へ思いをはせる事」「木を見て森を見ず。森を見て木を見ず。にならない事」私の一番尊敬する作業療法士の方の言葉で私も信念としています。そしてそれに加え、いろんな物事に対して興味を持ち常にアンテナを広く張り吸収する事。それら自分の持てる、ありとあらゆる事を臨機応変に使いながら対象となる人とともに「生きること」を考えられる人だと思います。
プロとは?~教員編~
作業療法の楽しさを人に伝え共有し世界を広げてゆける人。そして「作業療法士になりたい」という人に対し、どんなサポートをして導き、ともに学び成長してゆけるかを考えられる人だと思います。
メッセージ
作業療法士への道は平坦な道ではないと思いますが、「絶対に作業療法士になる」という熱意をもって勉強に励んでください。そして時には息抜きをし、自分を労わることも大事にして心に余裕を持ってください。自分の生活や行動を考えることや何気ない日常生活の中に作業療法のヒントがいっぱい詰まっています。毎日の生活を大事にしながらいっぱい学んで、悩んで、泣いて、笑って、体験して…学校生活を実り多きものにしてください。

宝田 愛
担当:多職種連携学、作業療法評価技法
ひとこと「自分らしさを糧に、一緒に作業療法を学びましょう」
プロとは?~作業療法士編~
患者様と一緒に、疾病や障がいについて考えることを基本とし、患者様ご自身やご家族様の生活や人生そのものに携わることができる仕事だと考えています。そのためには、自分自身の特性を知り、自己を媒体としながら患者様にとってより良い心的・物的な環境を提供することが求められる仕事であると考えています。
プロとは?~教員編~
作業療法士という患者様の人生に深くかかわる仕事の「楽しさ」「大変さ」「やりがい」などを伝えるために、日々学ぶ姿勢を大切にしております。人と関わる仕事を生業にしようと志した方々ですので、他者のこと、自分自身のことをよく知り、自他ともに好きになれるようにたくさんのことを学んで頂きたいと思います。
メッセージ
生き活きと生活するためには、その人らしさを十分に尊重した支援が必要であると考えます。さまざまな視点からその人らしさを尊重できる方法を一緒に考えましょう。

中野 里佳
担当:発達障害領域
資格等:修士(保健科学)、相談支援専門員
ひとこと「作業療法士のフィールドは年々広がっています!ぜひチャレンジしてください!」
プロとは?~作業療法士編~
「最善を尽くし続けられる人」
その人にとって大切な作業(遊び、学習、仕事、趣味など)を誰もが行える社会を作業療法士は目指します。そのため、病院、施設、家庭、保育所、学校、会社、地域のコミュニティ等、様々な場所が作業療法の実践の場です。粘り強さと柔軟さ、広い視野を持つように心がけています。
プロとは?~教員編~
「潜在能力と可能性を信じ、最大限に引き出せる人」
作業療法に魅了されて20年以上になりますが、ますますその奥深さ、やりがい、今後の可能性を感じています。それらを存分に伝え、学生の皆さんが卒業時生き生きと臨床に出られよう後押ししたいです。
メッセージ
作業療法士になるには多くの知識と技術が必要なため、学生生活は楽(らく)ではないかもしれません。しかし、新しい気づきと発見が得られる楽(たの)しい日々でもあると思います。楽しかったこと、つらかったこと、すべてが対象の方に心を寄せ、解決に向かうときの強みになります。色々な経験を自身の糧にしてほしいと思います。