信頼される理学療法士の育成をめざして
信頼される理学療法士の育成には、学生を育てる教員も現場で信頼されなければなりません。私たちは常に知識、技術をアップデートすると共に、医療現場のリアリティを伝える教育を心がけています。グループに医療機関を持つ強みが、このような教育を実現させています。さらに教員はそれぞれが専門性を高め、認定理学療法士(学校教育・管理運営)、呼吸療法認定士などを取得しています。

赤松 眞吾 学科長
専門分野:神経難病に対する理学療法(特に筋ジストロフィー) 、徒手理学療法、物理療法(電気刺激)
資格等:介護支援専門員(ケアマネージャー)、認定理学療法士(学校教育・管理運営)、理学療法士・作業療法士養成施設教員等講習会修了
趣味:読書、プログラミング
巨人ではないけど、私の肩の上に立つと少し遠くがみえます。
理学療法士という免許が創設されて55年以上。その半分以上を理学療法士として仕事をしてきましたが、その間の大きな変化を感じています。これまで、医療技術者として「技術」にこだわり精進してきました。技術を磨き、それを後進に伝えていくことが大事だと思っていました。しかし、どんなに優れた技術でも、対象者問題を解決できないことがあります。心身がよくなるだけでなく、対象者の力になるにはどうしたらいいのだろうと考えられる理学療法士を養成することが残り少ない自分の道だと感じています。私と同じ道を歩んでみませんか?

桶田 勝文 学科主任
専門分野:義肢学・ADL・運動療法
資格等:養成施設教員等講習会修了
ひとこと「対話のできる理学療法士を目指していきましょう!」
プロとは?~理学療法士編~
理学療法を生業とするも全ての人がプロになります。
プロには責任が生じます。責任とはすべての患者に対しリハビリテーションスタッフの一員として理学療法を提供する事になります。この当たり前のことが、誰に対しても、いつでも出来ることがプロだと考えています。
そして、この責務を果たすために必要なことは大きく3つあると考えます。まず理学療法士は治療家であり、患者の状態を把握し治療する技術が必要です。次に、その技術をいかに適応させるのか判断するための知識が必要です。最後に患者は一人の人間です。相手に配慮しその思いを実現するための対人関係を築く能力が必要です。これら3つの要素がどれ1つ欠けることがなく備わっていることが、プロの理学療法士だと考えています。
プロとは?~教員編~
プロの考え方はどの業種においても同じだと考えています。
理学療法士になりたいという思いを持って入学するすべての学生が理学療法士になることが出来れば私のミッションは成功です。
そのミッションを成し遂げるためには、学生の状況を把握し、もし不足していることがあればその不足をどの様に学生自身が取り込めるのかを考え教育することです。教育はあくまでも主体は学生です。本人が学べる支援を行っていくことが教員には必要だと考えています。
ただ、教育には時間がかかります。本校では長い目で3年間かけて成長の支援をしていきたいです。

梅田 達成
専門分野:呼吸器理学療法
資格等:3学会合同呼吸療法認定士
ひとこと「理学療法の楽しさを一緒に学びましょう!」
プロとは?~理学療法士編~
「悩み、努力する人」
「プロ(pro)」という単語の意味は「前に」という意味です。 どの分野でも言えることですが、現状に満足せず今より一歩でも半歩でも前に進むために悩み、努力を惜しまない人が理学療法士においてもプロであると思います。
プロとは?~教員編~
「学生と一緒に成長できる人」
識者であり、指導者であり、人格者である事など教育者として大事な要素はたくさんあると思います。すべて備えるのは非常に難しいと思いますが、学生と一緒に悩み、成長できる人がより良い教育者ではないかと思います。 教育者として皆さんと一緒に努力し、成長していきたいと考えています。
メッセージ
医療人として、また専門家として、皆さんがこの3年間で学ぶことはたくさんあります。
学生時代は、楽しいことはもちろん、たくさんあると思いますが、大変なこと、しんどいことも多いと思います。
ただ一つ言えるのは、理学療法士という職業は間違いなくやりがいのある職業だと思っています。
充実した学校生活になるように一緒に頑張って行きましょう。

宮脇 孝治
専門分野:運動器理学療法
資格等:日本褥瘡学会 在宅褥瘡予防・管理師
趣味:バレーボール ゴルフ
ひとこと「人を思いやることができる理学療法士を目指しましょう」
プロとは?~理学療法士編~
「結果を出す・出せる」と言うことが出来る人だと思います。その結果を出すためには、知識・技術が必要となってきます。しかし、一朝一夕ではいきません。経験と努力が大切です。また、医療・技術は日々進歩していきます。その流れに遅れないようにしていかないといけません。それができれば、「結果を出せる」理学療法士になれると思います。
プロとは?~教員編~
学生一人一人に対してどこまで信頼性を築くことが出来るかということが重要だと考えます。学生は新たに学ぶことに対して不安を抱えたり、躓いたりするかもしれません。そこで一人で抱え込まずに教員に頼ってください。私自身も頼りがいのあるように成長していきます。
メッセージ
理学療法士は人との関わりがとても重要な職業です。学業だけではなく対人スキル、コミュニケーション能力も養っていけるように頑張っていきましょう。私もみなさんの支えになっていけるように頑張っていきます。壁に阻まれることがあるかもしれませんが、理学療法士という目標に向かって一緒に乗り越えていきましょう。

髙山 弘幹
専門分野:スポーツ理学療法、神経理学療法(脳卒中)、徒手理学療法
資格等:脳卒中認定理学療法士、ドイツ筋骨格医学会認定マニュアルセラピスト、Animal Flow インストラクター、桃山学院高校水泳部トレーナー、関西学院大学水上競技部メディカルスタッフ、豊中水球クラブトレーナー
趣味:筋力トレーニング
ひとこと「感謝の気持ちを忘れずに、行動していきましょう」