石森 千賀さん 作業療法学科 10期生 2008年卒業
作業療法士としてどのように働いてこられましたか?
8年間日本の病院と訪問看護ステーションで働き、経験を重ねるうちに海外での作業療法について興味を持ち始めました。
3年前にニュージーランドの病院と老人ホームで働くことができました。
日本と海外の病院、作業療法の違いについて体感し、学ぶことができました。

海外で作業療法士として働く際に気をつけることはありますか?
海外で働く際、その国の母国語をどの程度話せるのかということと同様に、世界水準の授業数と実技を学んでいるのかが重要になります。
阪奈リハの作業療法学科はWFOT の基準を満たしており実技指導も充実していたため、ニュージーランドで病院を探した際もすぐに対応して頂け、働くことが出来ました。
学校で学んだことや、日本や海外で働いてきた経験を生かし、今度はフランスでも作業療法士として働き、ヨーロッパでの作業療法について学びたいと思っています。
満嶋 千里さん 作業療法学科2017年卒業
介護老人保健施設 パークヒルズ田原苑勤務
勉強と子育てはどのように両立していましたか?
勉強をする上で一番大切にしていたことは、どの講義も興味を持ってきちんと受けること。そして先生の体験談など教科書以外のことも書き留めておき、講義内容と見比べて理解するようにしていました。
下校までの時間は勉強、帰宅後は子ども達との時間、子ども達の就寝後は勉強、と決めて実行していました。 自分が勉強していることで、子どもの世話を満足にしてあげられないと思い悩むことが一度はあると思いますが、自分ひとりでこなそうとせず、思い切って家族や周りの人、そして子どもにも甘えて任せてみてください。

周囲の人とのコミュニケーションが活発になり、子どもも大きく成長していくと思います。
長期実習はどのように乗り越えましたか?
子育てをしながら長期実習に行けるのかとても不安でした。不安なまま始まってしまいましたが、実習先でのお昼休憩にその日のレポートをできるだけまとめたり、休みの日は調べ物やおかずのストック作りをしたりと、いつのまにかリズムができていました。
周りのママ友達がメールで準備物を教えてくれたり、運動会では皆でお弁当を作ってくれたりと、さりげなく手を差し伸べてくれたことは本当に感謝しています。
後輩やこれから作業療法士を目指すみなさんへ、ひとことお願いします!
現在は関連施設のパークヒルズ田原苑で働いています。仕事でくじけそうになることもありますが、未熟な新人にも声をかけてくださる利用者の方に、リハビリの短い時間でも“良かった”と思ってもらいたい、そう強く願っています。
作業療法士は、その人の人生を左右する責任ある仕事です。作業療法士になりたいと思った時の気持ちを持ち続けてほしいと思います。私は最後の職業として“作業療法士”を選びました。スタートしたばかりですが、日々喜びを感じています。皆さんも一生の職業となるよう願っています。
杉山 樹加さん 作業療法学科2004年卒業
介護老人保健施設 パークヒルズ田原苑勤務
作業療法士として働いてみて感じたことは?
学校を卒業してから病院に勤務していたのですが、医療の現場だけでなく福祉の現場でも様々な経験をしたいと思い、現在は介護老人保健施設パークヒルズ田原苑に勤務しています。リハビリによってご自分のできることが増えた時の利用者様の笑顔は、何よりの喜びです。

これから作業療法士を目指す人に伝えたいことは?
作業療法士は、人の人生に関わる大変な仕事ではありますが、それだけにとてもやりがいのある仕事です。やる気と思いやりのある心を持って、ぜひ一緒に作業療法士の道を極めましょう。
巽 結実さん 作業療法学科2010年卒業
阪奈中央病院勤務
障がいをもつ弟がおり、リハビリに通っていたことがきっかけで作業療法士という仕事に興味を持ちました。学校では、現場で働いておられる先生方の授業もたくさんあります。実際の現場のお話はとても興味深く、学ぶ意欲を一層高めることが出来ました。仕事と家事・育児の両立はとても大変ですが、上司や環境にも恵まれ作業療法士という仕事にとても誇りをもって働いています。学生時代は学ぶことが多く大変ですが、頑張った分結果は必ずついてきます。
